Case Studies支援事例
オペレーショナルエクセレンスのグローバル展開
- 支援領域
- 経営(オペレーション)モデル変革
- オペレーショナルエクセレンス(OPEX)
- 業種
- ヘルスケア
Overviewチャレンジと課題
外資系製薬企業において、事業上のKPI達成と同時に、組織文化、仕事の進め方という組織開発的側面を目的としたOPEX(オペレーショナルエクセレンス)のグローバル導入をご支援。特に情報システム部門とユーザー部門でのコミュニケーションが円滑になされておらず、大型システム開発プロジェクトでのトラブルが続発。既に当社で導入をご支援していたOPEXの枠組みを応用して、当該部門間の協働体制を改善するための特別プログラムを作成し、より良い要件定義プロセスを導入・定着させた。
Approachアプローチ
情報システム部門におけるビジョン検討と並行して、ユーザー部門との接点における課題について経営陣中心に議論し、課題解決の必要性を確認。概要レベルのタイムラインを設定し、体制構築を行った。情報システム部門におけるシステム構築の方法論を既存のOPEXコンテンツに融合させる際には、世界各国から集めた当該企業のキーパーソンと協働し、コンテンツを作成。作成したコンテンツを各国支社へパイロット的に展開し、効果を検証した。パイロットでの展開と並行して、社内人財を有効に登用したさらなる展開基盤を整え、1~2年程度かけてグローバル展開の体制を整備し、順次本格的に展開を実行。当該企業においては、既に展開されていたOPEXの原企画・導入展開に加えて、情報システム部門、製造・SCM部門等、主要部門・機能への応用コンテンツ作成と展開等、様々な形で10年以上に亘り継続的にご支援し続けている。
Result取組成果
会社・グループ単位でのOPEXの共通言語化、および、戦略実行の仕組み構築、会社全体の体質改善・風土改革を実現。情報システム部門と生産・SCM・研究開発部門における大型〜小型システム開発案件における方法論の応用や、ユーザー部門との良好なコミュニケーションの実現により開発期間短縮、ユーザーの期待に応えるシステムの開発に成功した。生産物流部門では、特にラインオペレーターレベルでの設備トラブル対応におけるクイック改善プログラムを策定し、グローバルに導入・定着された。主に根本原因の特定と、クイック改善策の導入、その後の定量的モニタリングの仕組み構築をご支援。